秋の空気を感じるようになると、そろそろニットの出番。
クローゼットの奥にしまっていたセーターやカーディガンを取り出し、今年はどれを着ようかと考える時間も、季節の変わり目ならではの楽しみです。
けれど、久しぶりに取り出したニットに、たたみじわや毛玉、気になるにおいを見つけることも。
ニットの衣替えは、収納場所を入れ替えるだけでなく、これから着る服の状態を確かめる機会でもあります。
本格的に寒くなる前に、少しだけ時間をつくってみませんか。
衣替えで取り出したニットは、すぐに着ても大丈夫?
衣替えでニットを取り出したら、まずは明るい場所で全体を広げてみましょう。
きれいに収納したつもりでも、長期間たたんでいたことで折りじわが残っていたり、見落としていた汚れが見つかったりすることがあります。
特に確認したいのは、首元・袖口・脇・裾の部分です。
これらは着用時に肌やほかの衣類と触れやすく、汚れや摩擦の影響が現れやすい場所。ニットを平らな場所に置き、表と裏を軽く確認してみましょう。
また、ウールなどの動物性繊維を使ったニットでは、虫食いによる小さな穴ができていないかも確認しておきたいところです。
着る直前ではなく、衣替えの段階で状態を確認しておくと、必要なお手入れに余裕を持って取りかかれます。
ニットを着る前にしておきたい、4つの準備

すべてのニットを一度に洗い直す必要はありません。まずは状態を見て、今のニットに必要なお手入れを選ぶことが大切です。
1. 収納中についたにおいや湿気を確認する
収納ケースから取り出したニットに、こもったようなにおいを感じることがあります。
汚れがなく、においも軽い場合は、風通しのよい日陰でしばらく空気に触れさせてみましょう。
ウール製品は、洗濯せずに風を通してリフレッシュできる場合もあります。
ニットはハンガーに長時間掛けると、自分の重さで肩や着丈が伸びることがあります。平らな場所に広げるなど、形が崩れにくい方法を選びましょう。
湿っぽさやカビが疑われる場合は、そのまま収納場所へ戻さず、状態に応じた対処が必要です。
2. たたみじわをやさしく整える
長期間収納していたニットには、折り目に沿ってしわが残ることがあります。
まずは平らに広げて形を整え、しわの状態を確認しましょう。
しわが気になる場合は、衣類の洗濯表示に従い、当て布やスチームなどを使って整える方法もあります。
ただし、熱や蒸気に弱い素材、装飾のあるニットなどは注意が必要です。
無理に引っ張ってしわを伸ばしたり、高温のアイロンを直接押し当てたりするのは避けましょう。
しわを伸ばすことよりも、編み目やシルエットを崩さず整えることを優先します。
3. 袖や脇の毛玉をチェックする
毛玉は、着用時の摩擦などによって繊維が絡み合うことで生じます。
衣替えの際は、袖の内側、脇、バッグが当たりやすい部分などを確認してみましょう。
小さな毛玉が気になる場合は、ニットを平らな場所に置き、生地を傷めないよう少しずつ取り除きます。
毛玉取り器を使うときは、素材に適した設定を選び、同じ場所を繰り返し強くこすらないよう注意してください。
特に、ふんわりとした毛足のあるニットや繊細な編み地では、毛玉と一緒に必要な繊維まで切ってしまわないよう注意が必要です。
毛玉を見つけたからといって、すべてを無理に取り除く必要はありません。
風合いを確かめながら、目立つ部分から少しずつ整えていきましょう。
4. 汚れが残っていたら、洗濯表示を確認する
首元に皮脂汚れが残っていたり、前のシーズンについたシミが見つかったりした場合は、着用前のお手入れを検討しましょう。
まず確認したいのは、衣類の洗濯表示です。
ニットはウール、カシミヤ、コットン、アクリルなど、素材によって適した扱い方が異なります。
水洗いできるもの、手洗いできるもの、家庭での洗濯を避けるべきものを区別し、洗濯表示に従ってお手入れしてください。
ニットだから必ず手洗いできる、というわけではありません。
家庭で洗えない表示のものや、素材・加工に不安があるものは、クリーニング店へ相談しましょう。
ユーカランは着る前に洗っておきたいニットにもおすすめ
長期間収納していたニットでも、清潔な状態で保管されていれば、必ずしも洗い直す必要はありません。
一方で、汚れやにおいが気になるニットは、着用前にお手入れしておくと気持ちよく袖を通せます。
家庭で水洗いできるニットには、デリケート衣類用洗剤のユーカランを使う方法もあります。
ユーカランは、羊毛由来のラノリンを配合した、すすぎ不要タイプの洗剤です。
基本的な手洗いでは、常温の水またはぬるま湯4Lに対して約5mLを溶かし、衣類を15分程度つけ置きします。その後、やさしく水気を取り、形を整えて陰干ししましょう。
ユーカランならすすぎ工程を省けるため、ニットを繰り返し動かしたり、水を入れ替えたりする手間を減らせるのも特徴です。
ラノリンを含むケア成分を洗い流しすぎずに仕上げるという考え方も、ユーカランならではのお手入れの特徴です。
ただし、ユーカランを使用できるのは、洗濯表示で水洗い・手洗いが認められている衣類です。
洗った後は、濡れたニットを無理に引っ張らず、平干しなど表示に適した方法で十分に乾燥させましょう。
詳しい洗い方は、公式サイトの「ニットの洗い方|型崩れを防ぐお手入れ方法 」でも紹介しています。
ニットの衣替えは、着る順番を考える機会にも

お手入れが終わったら、これからの季節に着るニットを収納場所へ戻しましょう。
ここで意識したいのは、すべてを同じ場所に詰め込まないこと。
薄手のカーディガンやコットンニットは手前に、厚手のウールセーターは気温が下がってから取り出しやすい場所に。
気温や着用する時期に合わせて収納場所を分けておくと、朝の服選びもスムーズになります。
また、ニットはハンガーに掛けたままにするより、たたんで収納する方が型崩れを防ぎやすい場合があります。
収納するときは、詰め込みすぎず、無理な力がかからないようにしましょう。
これから着るニットと、もう少し寒くなってから着るニット。
その順番を考えるだけでも、秋冬のワードローブが使いやすくなります。
今年のニットを、気持ちよく迎えるために
衣替えでニットを取り出したら、まずは一枚ずつ広げて、今の状態を見てみる。
それだけでも、すぐに着られるものと、少しお手入れが必要なものが見えてきます。
毛玉を整える。風を通す。必要なものだけを洗う。
どれも小さな作業ですが、寒くなってから慌てて準備するより、余裕を持って秋冬を迎えられそうです。
今年最初に袖を通す日のために、ニットの準備を少しずつ始めてみましょう。
ニットを着る前のお手入れに。
汚れが気になるニットは、ユーカランでやさしくケア。ラノリン配合・すすぎ不要の洗剤で、秋冬のお手入れを始めてみませんか。